中国、6G通信技術に重要なブレークスルー―中国メディア

人民網日本語版    2023年4月21日(金) 9時0分

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中国航天科工集団第二研究院が19日に明らかにしたところによると、同研究院はこのほど北京市で中国初となるテラヘルツ波帯軌道角運動量のリアルタイム・ワイヤレス伝送通信実験を実施した。

中国航天科工集団第二研究院が19日に明らかにしたところによると、同研究院はこのほど北京市で中国初となるテラヘルツ波帯軌道角運動量のリアルタイム・ワイヤレス伝送通信実験を実施した。実験では、高精度スパイラルフェーズアンテナを使い110GHz帯で4種の異なるビームモードを実現し、4モード合成により10GHz伝送帯域で100Gbpsのワイヤレス・リアルタイム伝送を行い、帯域使用率を最大限に高めた。これにより、中国の6G通信技術の発展に重要な保障とサポートを提供することになる。環球時報が伝えた。

ワイヤレスバックホール技術は、モバイルバックホールネットワークにおける基地局と中核ネットワーク設備を結ぶ重要技術だ。通信速度の需要が持続的に向上する中、モバイル通信帯域がミリ波さらにはそれ以上のテラヘルツ帯まで広がり、信号の伝送損失が大幅に増加し、基地局の配置密度が倍増する。基地局が高度に密集する5G・6G通信時代において、従来の光ファイバーに基づくキャリアネットワークはコスト高や長い配置時間、低い柔軟性といった問題に直面し、ワイヤレスバックホール技術が徐々に主導権を握るようになる。今年の世界の基地局のワイヤレスバックホール使用率は62%以上に上るとの研究報告がある。

テラヘルツ通信は新型周波数スペクトル技術として、より広い伝送帯域を提供でき、より高い速度という伝送の需要を満たし、6G通信の重要技術の一つになりつつある。将来に目を向けると、6G通信のピーク通信速度は1Tbpsに上るため、既存の周波数スペクトル資源の下でさらに使用率を高め、より高いワイヤレス伝送能力を実現する必要がある。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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