人気グループのメンバー死去でK‐POPの裏側に注目集まる=韓国ネットは外信報道に不満

Record Korea    2023年4月23日(日) 14時0分

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21日、韓国・朝鮮ビズは「主要外信報道がムンビンさんの死を報じ、韓国大衆音楽産業の暗い裏側に照明を当てた」と伝えた。

韓国の人気男性アイドルグループ・ASTROのメンバー、ムンビンさんが19日に死去した。21日、韓国・朝鮮ビズは「主要外信報道がムンビンさんの死を報じ、韓国大衆音楽産業の暗い裏側に照明を当てた」と伝えた。

記事によると、米紙ニューヨーク・タイムズは現地時間19日、ムンビンさんについて「突然この世を去った20代の韓国芸能人のうち、直近の死亡者」だと伝えた。韓国芸能界では2019年に女性アイドルグループ・f(X)のソルリさん、KARAク・ハラさんが亡くなったことに触れ「全ての事案がそうではないが、一部は極端な選択(自殺)と確認された。彼らの死は、人気文化輸出産業の1つがどこから道を誤ったのかについて省察させた」としている。

英紙ガーディアンもムンビンさんの死を翌日に伝え、「ここ数年間、何人かの若いK-POPスターが命を落としている」と、ク・ハラさん、ソルリさん、男性アイドルグループ・SHINeeのジョンヒョクさんらの死にも言及。ソルリさんについては「生前、ネット上の悪質な書き込みに苦しめられていた」と説明している。その他、「K-POPスターは通常、10代の初めから半ばで事務所に入り、生活を厳しくコントロールされ、歌とダンスの過酷な練習に耐える」との解説も載せている。

BBCも「加熱競争文化で知られる韓国は、先進国の中でも青少年の自殺率が最も高い。全世代の自殺率は下がっているが、20代は増えている」と指摘。女優のチョン・ジェユルさん、ユ・ジュユンさんの死にも触れている。「ビルボードマガジン」誌のロブ・シュワルツ氏は、「K-POPアイドルはアルバム制作者からはヒット曲の連発を、ファンからは完璧なルックスとサウンドを求められ、圧迫されている」「幼くして練習を始め、学校にも通っていない彼らには、歌手として以外の人生がない。彼らがK-POPの世界の外で生きていくことは本当に難しい」と話している。


ムンビンさんは19日午後8時10分ごろ、ソウル市内の自宅で亡くなっているのをマネージャーが発見した。他殺の痕跡などがないことから、警察はムンビンさんが自殺したものとみている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「米国人の歌手は自殺しないのか?ストレスのない職業群など存在するか?あんたたちに何が分かるのか」「業界に問題があるのは確かだけど、外国のマスコミがかみついてくるのは気に入らない。自分たちの国の芸能人はみんな幸せだと思ってるの?」「典型的な欧米によるK-POPサゲ記事。一定の水準に到達するには努力が必要だというのは歌手でもスポーツ選手でも同じ。外国も同じだ」など、外国の報道に対する不満の声が寄せられている。

その他、「生活をコントロールされて過酷な練習に耐えた結果自殺するのなら、韓国の軍人はみんな死んでしまうだろうね」「本当に事務所の圧迫や厳しい練習のせいで若いスターがこの世を去るんだと思ってるのか?アクセス数稼ぎにでたらめの記事を書く記者と、悪意に満ちた書き込みをする人たちのせいだよ」「K-POPのというより、韓国の暗い裏側なのでは。韓国人は無限競争社会のストレスの中で生きることに慣れすぎてしまった」「もはや裏側ではないのでは?みんな分かってて芸能人になろうとする。アイドル養成プロセスに文句を付けるのではなく、アーティストのメンタルヘルスにもっと投資するべきだと思う」といったコメントが見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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