Record ASEAN 2023年4月24日(月) 15時0分
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キャンベラタイムズはこのほど、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国で米国の影響力が中国を上回るのは2カ国だけだとする記事を掲載した。写真はフィリピン。
中国メディアの参考消息によると、オーストラリアメディアのキャンベラタイムズはこのほど、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国で米国の影響力が中国を上回るのは2カ国だけだとする記事を掲載した。
記事によると、中国がこの地域で影響力を急速に高める中、フィリピンとシンガポールは、米国が中国よりも大きな影響力を維持しているわずか二つの国だ。
オーストラリアのシンクタンク、ローウィー研究所による最新の報告書「アジアパワーインデックス」によると、アジアにおける中国の経済関係は米国を上回っている一方で、米国は依然として東南アジアでより強力な防衛関係を維持している。
中国の影響力が最も強いのはラオス、カンボジア、ミャンマーだ。
この報告書は、ASEAN10カ国で5年間にわたってデータを収集したもので、米国は「パワーインデックス」の四つの指数(経済関係、防衛関係、外交的影響力、文化的影響力)のすべてで順位を落とした。
共同執筆者のスザンナ・パットン氏は、「この報告書は、この地域における戦略的競争の激化を浮き彫りにしている」とし、「中国の影響力が最も高い国では、地理的に近接していることと、米国の関与が比較的弱いことにより、中国は米国の影響力を大幅に上回っている」「米国の防衛関係は引き続き中国のそれを大きく上回っているが、2022年の経済関係は、東南アジアのすべての国で中国との関係よりも弱かった」と述べている。(翻訳・編集/柳川)
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