人民網日本語版 2023年4月25日(火) 18時30分
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気温が上昇し、暖かな中国南部の多くの地域では屋台街のナイト営業がスタートし、「食卓の王者」と呼ばれるザリガニが生産と販売の繁忙期を迎えている。
阿里巴巴(アリババ)が運営する生鮮スーパー「盒馬鮮生」の水産物バイヤーの黄俊傑さんは、「今年は年初にザリガニが出始めの時期からすでに相当の勢いを示しており、これからの5~7月には、再び爆発的な人気になって、着実に『食卓の王者』になることは間違いないだろう」と述べた。
各大手ECプラットフォームを見ると、生きたザリガニは1匹20~30グラムのサイズが中心で、これより大きいサイズは価格がまちまちだが、500グラム単位にすると大体70元(約1400円)以上になる。最近ザリガニ祭りを開催した湖南省南県は、ザリガニの産地として飲食市場で庶民的なザリガニ価格を打ち出している。夜市では中サイズの調理済みザリガニが500グラム約36.7元で売られており、もう少し大きめのサイズになると500グラム約53.3~60元だ。
ザリガニは社交的な側面の強いグルメとして、消費者の間で人気が高い。美団の飲食データを見ると、2022年には即時配送小売プラットフォームの美団閃購のザリガニ取引額が1億元に達した。ザリガニ消費者は「90後(1990年代生まれ)」の割合が60%と最も高く、「70後(1970年代生まれ)」と「60後(1960年代生まれ)」の間でも大人気だ。
より新鮮なザリガニを食べるため、若い人は精力的に動き、中には池の畔にテントを張り、ザリガニをその場で釣って料理して食べる人もいる。湖北省荊州市のザリガニ池では20日、池の経営者が取材に対し、「最近、確かに多くの観光客が評判を聞いてやってくるようになり、周辺エリアからの観光客が増加した。これは以前には見られなかった光景だ。今時の若者がザリガニを食べるためにあの手この手を繰り出す様子には、本当に感慨深いものがある」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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