2023年4月23日、韓国・中央日報は「停車中のバスの車体の下に頭を突っ込んだ男性が運転手に見つかり逃げ出す姿をとらえたドライブレコーダーの映像が公開された」と伝えた。

記事によると、22日午後9時20分ごろ、ソウル市松坡（ソンパ）区文井（ムンジョン）洞のバス停留所で、停車したバスの後輪側に1人の男性が近づき、地面に腹ばいになって車体の下に頭を入れた。出発前にバックミラーを確認した運転手が男性に気づき、「何をしているんだ」と怒鳴りつけたところ、男性はすぐに立ち上がり、逃げ出したという。運転手は「少しでも車輪を動かしていたら大変なことになっただろう。乗客も驚いて、しばらく出発できなかった」と話している。

2月にも京畿（キョンギ）道・水原（スウォン）駅近くのバス停留所で、停車中のバスの後輪に女性が故意に足を入れ、運転手に見つかり逃げ出すということがあったという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「死にたいのなら周りに迷惑をかけず、1人で静かに逝ってもらいたい」「運転手さんにも、事故を目撃した人にも、死体を片づけなきゃならない人にもいい迷惑だ」「誰もいない所で静かに死んでほしい。善良な人を苦しめるな」など、男性が死のうとしていたのかは不明だが、「死ぬなら1人で」というコメントが多数寄せられている。

その他、「世の中には頭のおかしい人がたくさんいるな」「捕まえて刑務所に送るべきだ」「厳罰にすべき」「これで事故になったら、過失か否かに関係なく運転手は会社を辞めることになる。他人に迷惑をかけるな」「実際に事故になっても、運転手が責任を負うことなく精神的慰謝料を受け取れるように定めるべきだ」などの声が上がっている。（翻訳・編集/麻江）