<北京国際映画祭>日本映画「百花」上映、川村監督が中国のファンと交流

CRI online    2023年4月25日(火) 11時50分

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川村元気監督の映画「百花」が23日、北京市で開催中の第13回北京国際映画祭のイベント「2023 北京・日本映画週間」で、5月の一般公開に先立って先行上映されました。

川村元気監督がメガホンを取り、菅田将暉、原田美枝子、長澤まさみが出演した映画「百花」が23日、北京市で開催中の第13回北京国際映画祭のイベント「2023 北京・日本映画週間」で、5月の一般公開に先立って先行上映されました。上映終了後、川村監督が舞台あいさつに登場し、映画製作のきっかけや撮影中のエピソードなどを語り、会場を訪れたファンと交流しました。

映画「百花」は、認知症により記憶を失っていく母親と、彼女を支える中で封印していた過去の記憶と向き合う息子の姿を描いた作品です。川村監督は舞台あいさつで、「8年前に私の祖母が認知症になり、私のことを忘れてしまった。すごくショックだったと同時に、祖母の頭の中で一体何が起きているのかということにすごく興味を持った」と、この作品を製作することになったきっかけを紹介しました。中国で映画を製作するなどのプランがあるかについては、「私は中国の劉慈欣さんという作家の大ファンだ。劉さんが書いた『三体』などのSF小説が大好きで、私たちは一度日本でお会いしたこともある。いつか劉さんと一緒に映画を作れたらうれしい」と話しました。 

舞台あいさつでは、観客が監督に直接感想を伝えたり、質問をしたりできる時間も設けられ、ファンたちからは、「すごくいい映画だった」「映画を見ながら母のことを思い出し、何度も泣いた」「認知症のほかに、親子関係の話も心に刺さった。とてもリアルで繊細に描かれた映画だった」など、たくさんの賛辞が送られました。

終演後、「2023 北京・日本映画週間」で上映される4作品すべてのチケットを買ったという王一丹さんに話を聞くと、「日本の映画や文化に非常に興味がある。多くの日本の俳優は演技が素晴らしく、役作りもうまくできていると思う。今日の作品もそうだ。繊細な心理描写で内容がよく伝わってきた」と語りました。

また、映画好きだという劉学さんは、「この作品を見て、忘れていた子ども時代の母との思い出がよみがえってきた。予想を完全に上回る、いい映画だった」と話しました。

同作品は、母の日の直前の5月12日に中国で一般公開されます。(提供/CRI

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