CRI online 2023年4月26日(水) 11時20分
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北京市懐柔区の雁栖湖国際会議センターをメイン会場に開催されている第13回北京国際映画祭で24日、「光と影の架け橋で文明の相互理解を深める」をテーマにしたフォーラムが行われました。
北京市懐柔区の雁栖湖国際会議センターをメイン会場に開催されている第13回北京国際映画祭で24日、「光と影の架け橋で文明の相互理解を深める」をテーマにしたフォーラムが行われ、中国、ロシア、米国、フランスなどから出席した映画関係者らは映画の国際関係について意見交換を行いました。
フォーラムでは、映画が国際交流・協力の中で果たす役割について、映画監督として中国映画の最高賞である金鶏賞や華表賞などの受賞歴があり、中国公開映画作品として興行収入歴代1位(約1120億円)の戦争映画『1950 鋼の第7中隊』ではプロデューサーを務めた黄建新氏は、「映画には文化の違いを突破する力があり、視覚的な言語を通じて、奥深い内容も分かりやすく表現できる。映画を製作するうえでの協力において、映画人の間に隔たりはなく、永遠に平等である。映画にはこのような力や良い作品を追求するこだわりがあるこそ、各国間の映画交流と協力は促進されていく」と話しました。
中国映画家協会の尹鴻副会長は、「ポストコロナ時代、人類はより多くの国際的な紛争や衝突に直面する可能性がある。そんな時期こそ、映画が文明の相互理解の架け橋にならなければならない」との考えを示しました。
中国映画の海外進出の先駆者であり、2000年には国際的な映画・テレビ会社との提携も経験した映画制作・配給大手の華誼兄弟(Huayi Brothers)の王中磊最高経営責任者(CEO)は、映画『狙った恋の落とし方。』を日本で撮影した時に学んだ経験に触れ、「当時、製作チームの半分は日本のスタッフだった。彼らは非常にプロフェッショナルで、効率性も高かった。例えば、彼らの美術チームやカメラマンは2、3人しかいなかったが、撮影監督の補助的な仕事を短時間ですべてこなすことができた」と述べました。
世界各国を舞台にした中国のサスペンスコメディ映画『唐人街探偵』シリーズは、国際協力で成功した作品例の一つです。特に3作目の『唐人街探偵 東京MISSION』は東京を舞台に、日本の妻夫木聡氏、三浦友和氏、長澤まさみ氏など有名俳優が多数出演し、中国で公開された映画の歴代興行収入ランキング7位(約880億円)となりました。同映画のメガホンを取った陳思誠監督は、「撮影は毎回、仕事をこなすだけでなく、地元の文化や習慣を深く理解し、地元の映画関係者と交流や勉強ができる機会にもなった」と語りました。
また、カイロ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞したロシアのイワン・トヴェルドフスキー監督は、「ロシアと中国の協力を非常に期待している。私たちの間には素晴らしい協力の基礎と共通の価値観がある。中ロ両国の映画関係者が共に手を携えることで、きっと映画の美しい未来を切り開くことができると思う」と期待を示しました。
米アカデミー賞で長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した米国のジミー・チン監督は、「北京国際映画祭に参加するのは初めてだが、映画の発展と挑戦をさまざまな角度で見ることができた。映画は国や地域を越えて、人々を集める最高の形だ」と話しました。(提供/CRI)
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