2023成都世界SF大会（ワールドコン）の記者会見が25日に開かれ、今大会は成都市郫都区にある成都科学（SF）館で10月18日から22日までの日程で開催されることが明らかにされました。中国では初めての開催となります。

5日間にわたって開催される世界SF大会は、「共生紀元」というテーマの下で、開閉会式、ヒューゴー賞の選考、テーマ展、テーマサロン、事務会議などの主要イベントのほか、「SFシーズン」「都市旅行」などの文化イベントも行われます。特に注目されるのがSF文学分野における世界的な賞のヒューゴー賞で、会期中に受賞者が発表されます。中国のSF作家の劉慈欣（リウ・ツーシン）氏、カナダのSF作家のロバート・ソウヤー氏らが名誉ゲストとして出席する予定です。

劉氏はあいさつで、今大会が成都独自のSFファン文化を取り入れ、中国のSF文化と1939年から開催されている世界SF大会の文化を融合させ、共生、共同建設、共同創造を実現していくことを望むと述べました。

世界SF大会は、世界SF協会が主催するもので、世界で最も注目され、歴史が最も古く、規模と影響力が最も大きいSF文化テーマイベントの一つです。（提供/CRI）