Record China 2023年5月3日(水) 8時0分
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1日、日本華僑報は、「20カ月連続貿易赤字、日本はどうしたのか」と題した文章を掲載した。写真は中国最大規模のコンテナ港である洋山深水港。
2023年5月1日、華字メディアの日本華僑報は、「20カ月連続貿易赤字、日本はどうしたのか」と題した文章を掲載した。
文章は、先月下旬に日本の財務省が発表した今年3月の貿易統計が20カ月連続の赤字となったほか、2022年の年間貿易赤字額が21兆8000億円で1979年以降最大の赤字額になったと紹介。11年以降日本の貿易赤字は珍しくなくなっているものの、大方5兆円程度に収まってきた中で20兆円を超える貿易赤字が出たこと、20カ月もの長きに渡り貿易赤字が続いていることについて「驚きだ」とし、その原因について分析している。
まずエネルギーの問題を挙げ、11年に発生した東日本大震災以降の脱原発の動きにより液化天然ガス(LNG)や原油の輸入が激増し、なおかつ昨年のロシアによるウクライナ侵攻で価格が高騰したことで輸入額が大きく拡大したと伝えた。
次に、日本の主要産業である自動車工業の競争力低下に言及。中国を主とする電気自動車(EV)の急速な普及に対し、エンジン技術に固執してきた日本の自動車工業はEV分野の発展で遅れを取り、その結果自動車部品輸出が不調に陥ったとし、22年の自動車部品輸出額が前年比13.6%の減少となったことを紹介している。
さらに、昨年の米国による急速な利上げで日本円のレートが下落して輸入コストが増加したことも要因の一つであるとした。
文章は、日本が現在政治的にも経済的にも歴史の分岐点に立っており「うっかりすれば国運を見誤る可能性が高い。そうなれば20年、30年の停滞どころの話ではなくなる」と評している。(翻訳・編集/川尻)
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