2023年5月2日、韓国・文化日報は「少子化問題に関する意識調査の結果、社会進出が最も活発な30代女性の55．7％が『結婚する気がない』と答えた」と伝えた。

同紙が実施したMZ世代（1981～95年生まれのミレニアル世代と96～2012年生まれのZ世代）対象のアンケート調査結果によると、結婚の意向を尋ねる質問に未婚回答者の60．0％が「結婚する」、40．0％が「結婚しない」と回答した。男性の場合、「結婚する」との回答は20～29歳が69．4％、30～38歳が67．4％に達した。女性の場合、「結婚する」は20～29歳では51．1％に達したが、30～38歳は44．3％と、半数以下にとどまった。

結婚についての認識は、「必須」（12．3％）より「選択」（87．7％）が圧倒的に上回ったが、女性は20～29歳の96．5％、30～38歳の92．2％が「選択」と答えており、「必須」「選択」ともに80％前後という結果になった男性の回答とは違いが見られた。

経済的余裕があれば非婚と結婚のどちらを選択するかとの質問には、58％が「結婚」、42％が「非婚」を選んだ。男性で「非婚」を選んだのは20～29歳が30．2％、30～38歳が32．0％、女性では20～29歳が49．2％、30～38歳が59．2％だった。30代女性が唯一、経済的余裕があっても結婚しないことを選ぶ率が高いという結果となった。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「20代が結婚したくないと言うのは分かるけど、30代はしたくてもできないだけじゃないのか」「女性にとって結婚は父親の代わりに自分を養ってくれる男を見つけることだという概念が強い。結婚相手は共に生きていくパートナーだと考える女性は少ない。だから非婚率が上がるんだろう」「女性が非婚を選ぶのは、もっと条件のいい男が現れるのを望んでいるから」「そう言いながら、金持ちのイケメンと出会えたら結婚するんだろ」など、批判的なコメントが寄せられている。

その他、「男女関係なく、結婚は人気のないイベントになりつつある。重いし煩わしい」「結婚なんて本当にしない方がいい。女性が損をするだけだよ」「安定した職業に就けて、生涯楽しめるいい趣味を持っているなら独身でもいいと思う」などの声も上がっている。（翻訳・編集/麻江）