2023年5月6日、観察者網は、タイのパタヤで中国人観光客3人が強盗に襲われ100万バーツ（約400万円）相当の金品が奪われたと報じた。

記事はタイメディアの報道として、中国人観光客3人が滞在していた建物で現地時間3日未明に強盗グループ6人が侵入し、電気コードで中国人観光客の手足を縛った上で現金、携帯電話、パソコン、ネックレスなどを奪ったと紹介。さらに、中国人観光客から銀行カードの暗証番号を聞き出し、口座に入っていたお金を別の口座に移したほか、中国人観光客が利用していた乗用車で逃走したと伝えた。

そして、通報を受けた現地警察が捜査を行い、パタヤ北部にあるバーンラムン郡内の林の中で逃走車両を発見、現在犯人の行方を追っているとした。

記事によれば、コロナ禍の収束により観光客が戻ったタイ国内で、中国人が事件に巻き込まれるケースが相次いでいる。先月中旬にはバンコクで水かけ祭りに参加した25歳の中国人女性が会場で知り合った男らに誘拐された上、スマートフォンのアプリを使って42万7500バーツ（約170万円）を振り込まされたほか、3月末には女子留学生が中国籍の男3人に誘拐され、殺される事件が起きていた。（翻訳・編集/川尻）