CRI online 2023年5月6日(土) 18時30分
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世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長はジュネーブで現地時間5日に行われた記者会見で、新型コロナウイルスに関する「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の終了を宣言しました。
WHOは4日、新型コロナを巡る第15回緊急委員会を開催しました。その中で専門家の協議を踏まえ、テドロス事務局長が今回の決定を下しました。
一方でテドロス事務局長は、「この終了宣言は、新型コロナが世界的な健康上の脅威でなくなったことを意味する訳ではない」とも話し、「先週は3分間に1人のペースで死者が出ており、世界では数多くの人が集中治療室での治療を受けている」と強調しました。また、「緊急事態の解除は、各国が新型コロナ感染症を他の感染症と同様に管理する段階に移行する時期を迎えたことを意味する」と述べました。
さらに、新型コロナ感染症は単なる公衆衛生問題ではなく、社会的な問題でもあり、民生、経済、社会、心理など多くの面で影響を及ぼしていると指摘し、「緊急事態の終了に従って、これらの問題にしっかりと対応しなければならない」と付け加えました。(提供/CRI)
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