Record China 2023年5月8日(月) 16時0分
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広東省東莞市(写真)当局は6日、同日から8日間にわたって新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査を行うと発表した。不安を示す声が出る一方で、冷静的に受け止めるべきとの呼びかけもあった。
中国の大手ポータル/情報サイトの網易は6日、広東省東莞市当局が、市内の一部で同日から13日までの8日間連続で、新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査を行うと発表した話題を取り上げた。記事は、「再び感染が発生している」として不安を示す声が出ていると紹介し、理性的に対応するよう呼びかけた。
当局発表によると、市内の東白医院(病院)と台心医院で市民を対象とするPCR検査を行う。有料であり、費用は一律ではないが、13.5元(約260円)を超えることはないという。
インターネットユーザーの間では、同件を巡る熱心な議論が発生した。「感染症が再び発生して、非常に心配している。関連部門には説明をしてほしい」などと、強い不安を示す書き込みもあれば、「普通の風邪でも感染した可能性がある場合には病院に行って検査や治療を受ける」として、症状が出た場合に検査する場所があることは意味があることであり、特に高齢者や子供にとっては有意義とする主張もある。
記事によると、同件について東莞市側の正式な説明を得た。市側はまず、検査は強制するのではなく、自発的に希望する市民に対してのみ実施すると強調。また、PCR検査の実施は、市民によりよい行政サービスを提供することが目的と説明したという。
記事は、東莞市の一部地域でPCR検査が実施されることについて「理性的に見る必要があると考える」と表明。中国では4月29日から5月3日までの5日間がメーデー連休だった。記事は、メーデー連休中には極めて多くの人が観光や行楽を楽しんだと指摘。「もし遊びの時にうっかり新型コロナに感染してしまったのなら、治療が必要だ。普通の風邪と混同してはならない」として、当局側が新型コロナウイルスの感染を判断するPCR検査を手配したことを支持する考えを示した。(翻訳・編集/如月隼人)
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