中国中小企業協会は9日、4月の国内中小企業発展指数（SMEDI）が89．0と前月を0．3ポイント下回ったものの、2022年同期の水準を依然として上回っていると発表しました。

業種別で見ると、国民経済の八大業界の内、建築業と宿泊飲食業では指数が上昇し、卸売小売業は横ばい、工業、交通運輸業、不動産業、社会サービス業、コンピューター・通信・ソフトウェア業では指数が若干下落しました。

中国中小企業協会は、依然として比較的多くの外部的リスクがあり、需要は依然として不十分で、経済のモデルチェンジとグレードアップは新たな阻害要因に直面していると分析しており、中小・零細企業については受注の減少、利益の低下、売掛金回収の遅滞など、複数の困難に直面しているとみています。その対策としては「今後、経済回復の基盤を固めると同時に、国家の重大プロジェクト建設への民間資本の参画を奨励し、呼び込んでいくと共に、民間投資の活力を引き出して中小企業の質の高い成長を推進していく」と強調しました。（提供/CRI）