北京五輪金メダリストのアイリーン・グー、SNSへの「二枚舌」書き込みが中国ネットで物議醸す

Record China    2023年5月10日(水) 14時0分

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9日、網易に、中国のフリースタイルスキー選手アイリーン・グーによるSNSへの書き込みをめぐって中国のネット上で議論が起きているとする記事が掲載された。

2023年5月9日、中国メディアの網易体育は、中国のフリースタイルスキー選手アイリーン・グー(谷愛凌)によるSNSへの書き込みをめぐってネット上で議論が起きているとする記事を掲載した。

アイリーン・グーはサンフランシスコ出身の米国系中国人の女子フリースタイルスキー選手。2003年9月3日に米国人の父と中国人の母の元に生まれ、19年に中国籍を取得した。北京五輪では女子ハーフパイプと女子ビッグエアで金メダルを獲得し、中国の躍進に大きく貢献。一躍国民的アスリートになった。

記事は、今年のローレウス世界スポーツ賞がこのほど発表され、グーが年間最優秀Xスポーツ選手に輝いたと紹介。グーが受賞後に自身の微博(ウェイボー)アカウント上で「劉翔(リウ・シアン)、姚明ヤオ・ミン)、李娜(リー・ナー)に続く中国人として4人目のローレウス世界スポーツ賞受賞者になるとともに、中国人初の年間最優秀Xスポーツ賞受賞となった」と書き込み、その喜びを示したことを伝えた。

一方で、「微博への書き込みが行われてから4時間も経たない間にグーの発言が物議を醸した」と指摘。その原因がインスタグラムでの英語による発言内容にあるとし、中国人、中国代表をアピールする微博の書き込みとは全く異なり、「『中国』という言葉がない上、多民族、世界を変えるといった文言が強調されている」と伝えた。

その上で、中国のネットユーザーからは微博の書き込みがグー本人によるものではなく、チーム関係者が書いたもので、インスタグラムの方は本人が書いたものではないかといった疑問の声が出ているとした。

このほか、中国のネット上では「仮に二重国籍の彼女が米国籍を捨てて完全に中国籍になったとしても、それは愛国心によるものではなくビジネスチャンスがあるからだと思う」「この人の根本にあるのは米国人。今は利益を得るために一時的に中国人の身分をアピールしているだけ」「そもそも、国籍ばかりに注目することがおかしい。朝から晩まで自分は中国人だ、米国人だなんてアピールしてるアスリートなんているか?」といったコメントも見られたという。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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