ドイツを訪問中の中国の秦剛国務委員兼外交部長は現地時間9日、ベルリンで、ドイツのアナレーナ・ベアボック外相と会談を行いました。

秦国務委員は「激動の国際情勢の中、世界的な影響力を持つ大国として、中国とドイツは話し合いと協力を強めるべきだ。第7回中国・ドイツ政府間協議の開催を共同で準備し、双方の各分野における実務的協力について全面的な計画を立てるために努力する。中国とドイツは正しい道を歩み、『新冷戦』に反対し、『デカップリングとサプライチェーンの切断』に反対し、世界の平和と繁栄に自信と原動力を注いでいかなければならない」と述べました。

ベアボック外相は、ドイツ・中国第7回政府間協議の開催に期待を示した上で、中国側と共に気候変動や、エネルギートランスフォーメーション、生物多様性、若者交流などの分野における協力の拡大などについて積極的な成果を収めるよう促したいと述べました。

ウクライナ問題については、秦国務委員は平和に向けた交渉を促し、国際社会において危機の政治的解決のための機運を醸成するという中国側の一貫した立場を表明しました。（提供/CRI）