アフターコロナの観光業界は日本に学べ―香港メディア

Record China    2023年5月13日(土) 8時0分

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香港メディアの星島環球網は11日、「アフターコロナの観光業界は日本に学べ」とする記事を掲載した。写真は香港。

香港メディアの星島環球網は11日、「アフターコロナの観光業界は日本に学べ」とする記事を掲載した。

記事は、香港について観光客の食事をめぐる混乱を例に挙げ、「観光地の受け入れ能力は全面的に回復していないようだ」と言及。一方、日本は昨年10月に外国人の個人旅行を解禁してからすぐに多くの観光客を呼び込み、正常化のスピードも速いと述べ、「その背後にある戦略は研究する価値がある」と指摘した。

日本在住のある香港人は「日本は新型コロナウイルスの流行期間中に観光業の回復のための準備をしていた」と話し、例として大阪市中心部に建設されたホテルについて紹介。もう一つの例には、コロナ下で休業した大阪・心斎橋にある複数のドラッグストアが全て模様替えをして営業を再開したことを挙げたという。

記事はまた、「日本企業は訪日客の消費を取り込むためにさまざまな措置を打ち出している」として免税対応店舗の増加を取り上げた他、心斎橋で立ち寄ったドラッグストアには中国語に対応できるスタッフが少なくとも5人いたと説明。昨年12月に正式開業したホテルに勤務する広東省出身の男性からは、「ホテルは英語、中国語の標準語、広東語が得意な従業員を雇っている」との声が聞かれたことも伝えた。

記事はさらに、日本も香港と同様にコロナ下でサービス業、観光業の人手を減らし、現在は労働力不足に直面しているとした上で、「各地は異なる戦略で向き合っている」と指摘。この他、「コロナ後に日本では少人数の団体ツアーを専門に扱う会社が派生した。参加者は最大で6人で、柔軟な旅を楽しむことができる」との情報を紹介した。また、「人気観光地、交通機関といったハード以外に、ソフトパワーも観光業の重要な部分だ」と述べ、大阪城を見学する計画だけを立てていた香港人観光客が現地で剣道の試合まで見られたことに「思いがけない収穫だった」とコメントしたことも伝えた。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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