無断駐車への「くい」立てトラブルで和解成立も、ネットユーザーの怒りは収まらず―中国メディア

Record China    2023年5月14日(日) 17時10分

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12日、瀟湘晨報は、湖南省の地下駐車場で自身の駐車スペースを無断で占拠された仕返しに「くい」を立てたトラブルについて、メディアを通じた双方の話し合いによって和解が成立したことを報じた。

2023年5月12日、瀟湘晨報は、湖南省の地下駐車場で自身の駐車スペースを無断で占拠された仕返しに「くい」を立てたトラブルについて、メディアを通じた双方の話し合いによって和解が成立したことを報じた。

これまでの報道によると、同省長沙市に住む女性の劉(リウ)さんが団地内にある屋内駐車場の1区画を購入したところ、他人に無断で車を長期間止められた。車の持ち主を突き止めて何度も連絡するも「外出中」などと理由をつけてはぐらかされたため、怒り心頭に発した劉さんは自身の区画の前方と横にくいを設置して車を出せなくした上で、相手の謝罪が得られるまでは断固撤去しない姿勢を示していた。

記事は、地元メディアである瀟湘晨報が10日夜、ビデオ通話形式による劉さんと車の持ち主である女性の唐(タン)さんとの話し合いの場を設けたと紹介。まず劉さんが自身の立場からトラブルの経緯を説明した上で「メディアの力を借りて相手と意思疎通を図り、事態を適切に処理するつもりだったが、まさかこれほどまでに注目され、しかもネット上で相手の氏名、職業、年齢などの個人情報が晒されるとは思わなかった。相手をネット暴力に晒すつもりは毛頭なく、単に相手からの謝罪が欲しかった」と語ったことを伝えた。

そして、唐さんも自身の観点から経緯を紹介し、記者から「謝罪するつもりはあるか」と質問されると「細かい経緯はどうあれ、他人の駐車スペースを占拠した自分が間違いなく悪い」と自らの非を認め、謝罪の意思を示したと紹介している。

その上で、メディアを介した話し合い終了後に唐さんがすぐに劉さんに電話を入れて丁重に謝罪したほか、現地の司法当局も11日に両者の間で和解が成立したことを明らかにしたと紹介するとともに、劉さんが設置したくいが11日夕方の時点ですでに撤去されていたことを記者が確認したと伝えた。

両者の間ではわだかまりが解消したようだが、ネット上では「非を認めるなら、もっと早くに認めろよ」「個人情報を晒されてようやく謝る気になったのだろう」「謝って終わりにしたつもりか」「当事者同士では和解したようだが、膨大な数のネットユーザーはこんなヤツの謝罪なんぞ受け入れないぞ」といったコメントが書き込まれている。多くのネットユーザーは唐さんのことを許していないようだ。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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