外交部の汪文斌報道官は12日の定例記者会見で、オーストリアを訪問している王毅中国共産党中央政治局委員・中央外事活動委員会弁公室主任と、サリバン米大統領補佐官（国家安全保障担当）の会談について、記者からの質問に答え、状況を説明しました。

汪報道官は、「現地時間10日から11日にかけて、王毅政治局委員とサリバン米大統領補佐官がウィーンで会談した。双方は障害を取り除きながら、中米関係を推進させ、冷え込みを食い止めて安定させることについて、率直かつ踏み込んだ意見交換をし、実質的かつ建設的な協議を行った」と示しました。

また、「王委員は台湾問題について中国側の厳正な立場を全面的に説明した。そのほか、双方はアジア太平洋情勢やウクライナ危機など、共に関心を寄せる国際問題と地域問題について意見を交わした」と述べた上で、「双方はこの戦略的なコミュニケーションのルートを引き続き活用していくことで合意した」と明らかにしました。（提供/CRI）