Record China 2023年5月14日(日) 13時20分
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5月14日の今日は母の日、すなわち母に感謝する日だ。中国のネットユーザーの間では、「世界の言語で、母を表すのに「マ」の発音を用いる場合が多いのかはどうしてなのか」が話題になった。
5月14日の今日は母の日、すなわち母に感謝する日だ。中国のネットユーザーの間では、「世界の言語で、母を表すのに「マ」の発音を用いる場合が多いのかはどうしてなのか」が話題になった。中国の科学関連情報サイトの快科技は5月14日付で「マ」の発音と「母」という意味の結びつきを紹介する記事を掲載した。
確かに英語でも「マム」と言う音で母を表す。中国語では「マーマ」または「マー」だ。日本語は「はは」なので違うように思えるが、古くは「おも」という言葉を「母」の意味で使っていた。「マ」ではないが、「m」音を使っている点では近い。
このことについて、北京大学外語学院世界文学研究所の辜正坤教授は「中西文化比較導論」(中国と西洋の文化比較序論)という著作の中で、「マ」の音は乳児が乳を要求する音である可能性が高く、転じて「母」の意味になったと論じている。それ以外にも、専門家からは、世界の多くの言語で「マ」の音を「母」を意味する言葉に使うことについて、赤ちゃんが発音の方法を取得することに関係しているという意見が出ている。
赤ちゃんが初めて発する子音と母音の組み合わせは多くの場合、一番簡単な「ma」という音だ。まず、赤ちゃんが生まれたときに口を開けて泣く際には自然に長い「a」の音が出る。次に、乳を吸った後には口の中を閉じてから発声するので「m」という音が出る。
「ママ」と「パパ」は、赤ちゃんが最も早く、最も簡単に発声できる音だ。母音の「a」は、口を開けて声帯を振働するだけ出す事ができる。さらに「m」「p」「b」の子音を発する場合には、舌を使わないでよい。そのために、赤ちゃんが最も早くマスターできる子音だ。
赤ちゃんは乳を吸おうとすると、自分から「m」と声を出そうとする。その音と「a」がつながって「マ」の音になる。赤ちゃんが「マ」という音を発声しているうちに、その音が条件反射として、乳を吸って満ち足りた状態なったことと結びつく。さらにはその音が、「母」という存在とも結びつく。このように、赤ちゃんの環境に対する認識が固定化されることで、世界の多くの言語で「マ」や「ママ」といった似た音が母を表す語になったと考えられる。(翻訳・編集/如月隼人)
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