台湾を「国扱い」した元NBAトップ選手が謝罪、一方で釈明も―中国メディア

Record China    2023年5月15日(月) 11時0分

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12日、観察者網は、バスケットボールの元NBAトップ選手が台湾について「国」と発言したとする騒動が起こり、本人が釈明したことを報じた。写真はドワイト・ハワードの微博より。

2023年5月12日、中国メディアの観察者網は、バスケットボールの元NBAトップ選手が台湾について「国」と発言したとする騒動が起こり、本人が釈明したことを報じた。

記事は、元NBAトップ選手で現在台湾バスケットボールリーグの登園レオパーズに所属するドワイト・ハワードが先日、台湾当局の宣伝動画に出演した際に台湾を「国」(country)と発言して中国本土のネット上で物議を醸し、中国版ツイッター微博で「ハワードは台独(台湾独立主義者)」がトレンドワードランキング1位になったほか、ネットユーザーから「謝罪せよ」との声が殺到したと紹介した。

記事が紹介したのは、台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統が会長を務める非政府組織「中華文化総会」が企画する「総統府に1泊しよう」キャンペーンのPR動画。世界から10組の外国人観光客を招いて総統府に宿泊してもらうというもので、10日に公開されたPR動画のなかでハワードは「台湾にやってきて、この『country』に対する認識がすっかり変わった」とコメントしている。また、頼清徳(ライ・チンダー)副総統に「本当に総統府に泊まれるのかい?」と聞くと、頼副総統が「もちろん。台湾は自由の『country』だから」と回答するシーンもある。

記事は、動画が公開され中国本土で物議を醸した後の12日に台湾の小学校で行われたイベントに参加したハワードが「PR動画は誰かを傷つけることを意図したものではなく、(傷つけてしまったのであれば)謝罪する」とコメントする一方で、問題となった「country」発言については「必ずしも『国』を指す言葉ではない」と釈明したことを紹介。中国本土で「炎上」状態になっていることを問われると「自分は政治家ではない。政治に関する話はしたくない。ただ、言論の自由はある。他人を傷つけてしまったことについては謝りたい」と述べたことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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