Record China 2023年5月15日(月) 13時0分
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中国・湖南省益陽市の7階建ての団地の5階部分から男児と女児が転落し、死亡する事故があった。
中国・湖南省益陽市の7階建て団地の5階部分から男児と女児(いずれも6歳未満)が転落し、死亡する事故があった。中国メディアの極目新聞が伝えた。
報道によると、事故があったのは12日午後6時50分ごろ。監視カメラの映像には、駐車場を通りかかった人が異変に気付いて建物を見上げ、避けるようにその場を離れた直後に、大きな音とともに窓に設置された防護柵ごと男児と女児が地面に落下してくる様子が映っていた。女児はその場で死亡し、男児も搬送先の病院で死亡が確認されたという。
中国の住宅では一般的に、防犯や安全を目的として窓全体を覆うように防護柵が設置されている。家族によると、事故当時2人は防護柵の上に立っていた。家には別の子ども2人と大人4人がおり、窓の近くに大人2人がいたというが、防護柵ごと落下するとは「想像できなかった」という。
防護柵は設置から7~8年で、家族は金額が高く質の良いものを選んでいた。業者は20年間の品質保証をうたっていたが、男児と女児の体重は合わせても25キロほどで、家族は施工に問題があったのではと疑念を抱いている。
記事によると、団地内の多くの住人は、子どもが防護柵で遊んだ経験があると語った。団地の住人の黄(ホアン)さんは、孫娘と部屋で遊んでいる時に大きな音を聞き、階下に降りて現場を目の当たりにした。2人が助かるようにと祈ったが通じなかった。事故があった日の翌日は一睡もできなかったといい、「常に子どものそばにいることは難しい」と自分が一緒に暮らす2人の子どもが同じような事故に遭わないか不安になったという。
また、同じく団地の住人の張(ジャン)さん宅の2人の孫も、普段からよく防護柵に登って遊んでいたという。「子どもたちの年齢では理屈を説明してもきちんと理解して受け入れることは難しい」と語り、事故後すぐに金物店でネジやワイヤーを購入し、自ら防護柵を補強した。張さんは業者に依頼しなかった理由について、「外部の人の施工では安心できないから」と話している。(翻訳・編集/北田)
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