人民網日本語版 2023年5月15日(月) 22時30分
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中国最大のダイナミックポジショニングフロートプラットフォームの設置が完了した。
南中国海東部海域で13日、重さ1万5000トン以上の「恩平20−4」石油生産プラットフォームの上部モジュールとジャケットの設置が完了した。中国の海上油ガスプラットフォームのダイナミックポジショニングフロートの設置重量の新記録を達成した。科技日報が伝えた。
上部モジュールとジャケットからなる同プラットフォームは、上部モジュールの単層甲板の面積はバスケットボールコート9面分に相当し、重さは1万5463トン。ジャケットの高さは104メートル、重さは1万2000トン近くで、深さ100メートル近くの海底にそれより前に設置済み。ジャケットを海底に固定するため、プロジェクトチームは長さ145メートル近くで直径2.4メートルの12本の鋼管杭を深さ120メートルの海底に打ち込んだ。この合体後の総重量が2万7000トンを超える「鉄鋼の巨人」が超大型台風でもびくともしないようにした。
プラットフォーム上部モジュールの重量が中国の海上クレーン船の能力の限界を上回ったため、ダイナミックフロート技術により海上設置を行った。フロートは潮の満ち引きの自然力と船舶の正確な調節を組み合わせた手段をうまく用い、重量挙げ選手の「クリーン&ジャーク」のようにして設置を行った。ダイナミックポジショニングフロートは新型設置技術だ。「恩平20−4」プラットフォームの設置を例にすると、同方法によりプラットフォームの輸送速度を2倍に上げ、海上設置作業に必要な時間を48時間から24時間に短縮できる。これにより、作業効率が大きく向上し、海洋油田の建設ペースが加速することになる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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