Record China 2023年5月17日(水) 14時0分
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中国本土でサッカーをめぐる腐敗取り締まりが強化される中、香港でも選手らが拘束されている。写真は香港のサッカー場。
中国本土でサッカーをめぐる腐敗取り締まりが強化される中、香港でも選手らが拘束されている。仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版が16日付で報じた。
香港の汚職捜査機関・廉政公署(ICAC)は15日に100人余りの職員を派遣し、トップリーグのクラブの選手11人、コーチ1人を含む計23人を拘束したことを明らかにした。関係者は「今回の動きはここ数年に廉政公署が行った八百長撲滅の中で最大規模」と語った。
同署によると、彼らには腐敗、試合結果の操作、違法賭博などの疑いがかけられている。具体的なクラブ名は明らかにしていないが、地元メディアによると、当該クラブは愉園体育会とみられる。トップリーグ14クラブの一つで、過去にリーグ優勝を何度も経験している名門だが、今季は8勝5分13敗、47得点84失点で10位に沈んでいる。
捜査関係者によると、選手らは試合結果の操作に加担し、その“働き”に応じて1万香港ドル(約17万円)ほどの報酬を受け取っていた。試合中には合言葉や身振り手振りで互いに意思疎通していたという。同クラブの試合結果は不可解なものが多く、配当率の高い結果になることが多かったとのこと。また、賭博グループと共に、一部選手らも賭博に参加していたとみられているという。
サッカーの八百長をめぐっては、中国本土で取り締まりが強化されている。これまでに中国サッカー協会の幹部ら少なくとも11人が拘束されたと報じられており、同国のネット上では「獄中で1チームつくれる」と皮肉る声も上がっている。(翻訳・編集/北田)
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