パナソニックがテスラに提供するバッテリーの量産時期を延期、性能高めるため―中国メディア

Record China    2023年5月18日(木) 13時0分

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澎湃新聞は、パナソニックが米テスラに提供予定の「4680」バッテリーについて、量産開始を延期することを明らかにしたと報じた。

中国メディアの澎湃新聞は、パナソニックが米テスラに提供予定の「4680」バッテリーについて、量産開始を延期することを明らかにしたと報じた。

記事は、パナソニックが10日、テスラに提供する予定となっている新型の車載用円筒形リチウムイオンバッテリー「4680」について、和歌山工場で今年度中に予定していた量産開始を来年4〜9月に延期することを明らかにし、理由としてバッテリーの性能向上のためと説明したことを伝えた。

また、同じ日にはテスラがテキサス州のギガファクトリーで週5000台の電気自動車(EV)量産を実現したことを発表、3月25日にドイツのベルリン工場で達成したのに続く大台到達になったと紹介。テキサス州のギガファクトリーでは2種類の「モデルY」が生産されており、そのうち1種類の4680バッテリーが搭載されているとし、同州オースティンとカリフォルニア州フリーモントでは22年末現在ですでに週1000台分の4680バッテリーが生産可能であるとした。

その上で、4680バッテリーは角形バッテリーに比べてコストの低い正極、負極材料を用いることができるほか、エネルギー密度を大幅に高めて航続距離を伸ばすことが可能である一方、電極に相当するタブがないタブレスセル、ドライコート電極高い溶接技術など、従来のバッテリーとは異なる新しい技術を必要とすることで、生産が従来のバッテリーより難しいと説明した。

記事は、パナソニックのほかに、韓国のLGエネルギーソリューションも4月に、同国内に4680生産ラインを建設して年内完成を目指すことを発表したものの、量産開始時期については明らかにしていないと伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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