茶葉が科学技術の力で「金の葉」に―中国メディア

人民網日本語版    2023年5月19日(金) 10時40分

拡大

日照緑茶は山東省日照市の特産品で、国家地理的表示製品だ。茶葉の付加価値をいかに高めるかは、栽培業者の避けては通れない問題となっている。

日照緑茶は山東省日照市の特産品で、国家地理的表示製品だ。茶葉の付加価値をいかに高めるかは、栽培業者の避けては通れない問題となっている。科技日報が伝えた。

巨峰鎮御園春茶葉拠点の責任者である袁奇軍氏は、日照紅茶加工の新技術を模索し、複数の難題を解決した。袁氏は「スマート茶畑」を作り、茶葉の栽培から生産・販売までの全チェーンの品質管理を実現した。袁氏が推進する水・肥料一体化栽培技術、鉄骨構造越冬防護ハウス技術などは、茶葉の生産量の増加と品質向上を実現した。

緑茶は日照茶葉の看板ではあるが、唯一の品種ではない。白茶、茯茶、烏龍茶などの新品種の出現により、日照茶葉の販売期間が延び、競争力が高まった。

聖谷山茶畑の責任者の高華健氏は取材に、「金花茯茶を例にすると、その発酵の際に葉の厚みと茶柱の含有量に特殊な要求があることから、原料には初夏の新鮮な葉を利用する方がより望ましい。この時期は原料のコストが低く、緑茶にするより茯茶にする方が利益がはるかに高い」と強調した。

高氏が3年前に科学研究機関と協力して開発した金花茯茶は、金花菌が豊富で口当たりが良い上、販売期間の制限がないことから、市場で広く好評を博した。科学技術の深い介入により、かつては500グラム単位で売られていた茶葉が、高付加価値加工を経てグラム単位で売られる高級飲料品になっている。

山東経世生物科技有限公司の無塵作業場で、碾茶が石臼装置によって細かく轢かれ、抹茶特有の清々しい香りを放っていた。マネージャーの張藍兮氏は、「現在は主に抹茶及び抹茶スキンケア用品、そして抹茶フェイスパックを生産している。抹茶フェイスパックはすでに日本の宇治で販売されており、抹茶善玉菌製品も年内に販売する」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携