CRI online 2023年5月21日(日) 15時0分
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19日に西安で閉幕した中国・中央アジアサミットをめぐり、東日本国際大学の西園寺一晃客員教授が中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)のインタビューに応じました。
19日に西安で閉幕した中国・中央アジアサミットをめぐり、東日本国際大学の西園寺一晃客員教授が中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)のインタビューに応じました。西園寺氏は「一帯一路」共同建設イニシアチブが世界の平和と持続的な発展に重要な意義があるとし、今回のサミットは「一帯一路」の推進に向けて「建設的な会合」だったとその意義を高く評価しました。
西園寺氏は取材の中で、「中国が提唱した『一帯一路』イニシアチブは、中国だけのものではない。目的は中国・アジアと欧州を結び、この広大な地域のインフラを整備し、経済的発展と平和友好関係の建設を実現する事だ。この計画が順調に進めば『一帯一路』沿線、沿海国、それ以外の国々も大きな経済的恩恵を受けることになるだろう」と話しました。その上で、「中央アジア諸国は一帯一路の成否のカギを握っている」とし、中国・中央アジアサミットは「壮大な『一帯一路』共同建設計画を中心に、中国と中央アジア諸国が『ウイン・ウイン』の原則の下、協力合作して、この地域を『繁栄した平和な』地域にするための、非常に建設的な会合だ」と評価しました。
習近平主席がサミットで行った演説について、西園寺氏は「重要で具体的な考え方を述べ、提案を行った」と評価し、とりわけ、同じ時期に開催されている広島G7サミットと比較しながら、「G7は米国を先頭に、中国を醜く描き、攻撃し、中国の発展を阻止する方策を話し合ったにもかかわらず、習主席は中国・中央アジアサミットで米国や日本を批判することなく、世界平和と一帯一路の壮大な計画を論じ、人類は『運命共同体』だという考え方の下、各国が『共に建設し、共に勝利者となる』事を論じた点から、その風格、度量と寛容さがにじみ出ている」と評価しました。
演説の内容について、西園寺氏は「習主席が強調したのは、各国間の戦略的相互信頼関係、団結と協力であり、頻繁に出てきた言葉は『共同体』である」と印象に残った点を挙げ、「これらの考えはいずれも『人類運命共同体』思想に裏付けされている」と総括しています。
今年で10年目になる「一帯一路」について、西園寺氏は「すでに『量的発展』から『質的発展』の時期に入っている」と話し、「今後も必ず障害を克服し、さらに大きな成果を挙げるだろう」と期待を寄せました。また、今後も定期会合が開かれる予定の「中国・中央アジアサミット」については、「『一帯一路』推進のための、この地域における多面的コミュニケーションメカニズム、連絡機構、通信体制、輸送手段などが強化されることにより、関係各国の連絡、コミュニケーションは密になり、風通しが良くなり、協力事業は質的に向上するだろう」とその役割に期待するという見方を示しました。(提供/CRI)
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