Record China 2023年5月23日(火) 19時0分
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日本旅行の人気が世界で最も高いと言える香港のネットメディアである香港01は21日付で「日本人がドン引きする香港人がやらかしがちな旅の行為」などとして、日本を旅する際の注意事項を紹介した。
香港は世界のあらゆる国・地域の中でも、日本旅行の人気が最も高い地域だ。日本政府観光局(JNTO)によると、新型コロナウイルス感染症の発生前の2019年には延べ229万792人の香港人が来日した。同年の香港の人口は750万8000人だったので、乳幼児から高齢者までを含めて香港人の3.28人に1人が日本を訪れた計算になる。台湾人の4.73人に1人、韓国人の9.27人に1人と比べても、日本旅行をする香港人は目立って多い。
日本政府が新型コロナウイルス感染症への対応策を変更して入国制限を緩和すると前後して、香港メディアは「日本の旅情報」を改めて積極的に紹介するようになった。ネットメディアの香港01は21日付で「日本人がドン引きする香港人がやらかしがちな旅の行為」などとして、日本を旅する際の注意事項を紹介した。このような記事の背景には、日本人は明文化された規則であれ暗黙のルールであれ、極めて律儀に順守するとの認識がある。以下は記事の要約だ。
日本人は電車の中では基本的に静かにする。人と話す時には大声を出さないよう気を付ける。日本人は公共交通機関や公共の場所では、めったに電話をしない。電車内で電話がかかってきても出てはならない。重要な電話ならば、次の駅で降りて通話を終えてから、やってきた電車に再び乗る。
香港と日本では文化が違うので、香港人は浴場で他人と一緒になることに慣れていない。そのためタオルで体を覆ったりする。しかしタオルにはほこりがついていて湯を汚すので、湯舟の中にタオルを浸してはならない。温泉によってはタオルの使用や水着の着用が許されているので、事前に調べていただきたい。それから湯船につかる前にはシャワーを浴びて、体を清潔にせねばならない。
日本人はプライバシーの侵害や「迷惑行為」に敏感だ。無断で他人撮影して、さらにSNSに投稿したりすれば大変に失礼であり、また肖像権を侵害することになる。ある観光客が日本のスーパーで買い物をした際に、商品の果物や野菜を撮影して、店の責任者に写真の削除を要求された事例もある。
ある飲食店の店主は、グループで来店して、人数分より少ない数の料理を注文して分け合って食べる客がいたと打ち明けた。店としては、多くの人数で店の場所を多く占められて、売り上げはそれに比例しない。後の客を待たせて店の収入も減る。日本では複数人数で飲食店に行った場合、最低でも1人が1人前を注文せねばならない。
日本では20年から、屋内での原則禁煙が実施された。日本では健康増進法により、レストランやオフィスなどの公共の場所のほとんどが禁煙になった。屋外でも禁煙の場所が増えている。喫煙の際には指定の喫煙室や喫煙所に行かねばならない。
香港ではシューマイをパクつきながら通りを歩いても珍しいことではない。だから香港人は日本を旅しても、街の通りを“食べ歩き”しがちだ。しかし日本人は、買ったばかりの食べ物を店内で食べたり、店の入り口の前に立って食べない。というのは、人にぶつかったらトラブルになると考えているからだ。日本人でも屋外で食べることはあるが、他の歩行者の邪魔にならない小道に行って食べたりしている。日本で何かを屋外で食べる際には、日本人がどこで食べているかを参考にするとよい。日本人と同じようにすれば、日本人に反感を持たれないだろう。
日本では、予約が必要な飲食店も多い。ところが予約をしないで直接に店を訪れて、食事をさせてもらえるかどうか“運試し”をする香港人がいる。店側は、遠方から来た客ということで、例外的に受け入れる場合もあるが、これはやはりある意味でマナー違反だ。これでは、きちんと予約をする日本人に見下されてしまう。
商店で買い物をした直後に待ちきれなくなって、包装の中から商品を取り出す香港人も多い。日本人は買ったばかりのものを、店内でそのまま取り出すことはマナー違反と考える。店員にやめるよう言われる場合もあるし、万引きと間違えられる恐れもある。他の客を困惑させる場合もある。本当にすぐに開ける必要があるのなら、精算を済ませてから店内の定められた座席で開けるか、店の外に出てから商品を取り出すべきだ。
旅行の際には皆で路上のベンチその他に腰掛けることもある。ただ、あまり長く公共の場所を「占拠」し続けると、文句を言われることもある。長時間待つ場合や休憩したいのなら、近くのカフェや飲食店で飲み物を注文して座っていた方がよいだろう。(翻訳・編集/如月隼人)
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