Record China 2023年5月23日(火) 5時0分
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中国紙・環球時報によると、オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューは19日、「中国人観光客がオーストラリアを冷遇する理由」とする記事を掲載した。写真はオーストラリアのボンダイビーチ 。
中国紙・環球時報によると、オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューは19日、「中国人観光客がオーストラリアを冷遇する理由」とする記事を掲載した。
記事によると、中国は今年3月、中国人の海外団体旅行の解禁対象をさらに拡大して40カ国を追加したが、オーストラリアはそのリストに入らなかった。
3月の中国からの短期訪問者数は約2万6000人だった。コロナ禍前の2019年3月は約12万4000人で、今年の春節(旧正月)連休中に旅行が活発化した2月でも約4万人にとどまった。
中国はかつて、オーストラリアにとって最大の観光客送り出し国だったが、今年3月はニュージーランド、英国、米国、インド、シンガポールに次ぐ6位だった。外交上の緊張やメディアでの否定的な報道の影響を受けない観光客もいるとはいえ、中国人の多くは国内旅行に傾いている。
世界の観光業界は、市場が徐々に回復し、航空便の運航能力が増加するにつれて、人々が再び長距離旅行を選択するようになるのを望んでいる。オーストラリア政府観光局も、中国からの訪問者数が26年までにコロナ禍前の水準に戻ると予測している。
現在、中国人の海外旅行先の第一候補は周辺国で、タイやシンガポールなど東南アジアに集中している。中国人にとって、オーストラリアは距離的に遠い上、ビザ取得の難しさがもう一つの障害となっている。中国のある移民コンサルタントによると、オーストラリア政府は国境再開以来、600件もの観光ビザ申請を拒否した。
旅行費用の高さ、航空便の不足と航空運賃の高さ、中国語を話すツアーガイドの少なさなどにより、中国国内でオーストラリア旅行熱は高まっていない。(翻訳・編集/柳川)
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