中国各地で「520」の婚姻届提出件数が激減、広東省では40%も減少

Record China    2023年5月24日(水) 10時0分

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22日、時代財経は、中国でこれまで「結婚するのに縁起がいい日」として人気があった「5月20日」に婚姻届を提出するカップルが激減したと報じた。

2023年5月22日、時代財経は、中国でこれまで「結婚するのに縁起がいい日」として人気があった「5月20日」に婚姻届を提出するカップルが激減したと報じた。

中国では「520」の中国語の発音が「ウォーアイニー」(愛している)に近いことから、5月20日が婚姻届提出のラッシュ日になっている。記事は、今年も各地で平日に比べて多くの人が婚姻届を提出したものの、例年の「520」に比べるとその数が激減したと紹介。貴州省では前年同日比53.8%減と半分以下になり、広東、福建、四川の各省も同40%前後の減少、江蘇省でも同25.6%減となったことを伝えた。

そして、「520」に婚姻届を出す人が減っていることについて1990年代生まれのある女性が「結婚願望が低下していることに加えて、みんな以前のようにワイワイ押しかけたり長い行列に並んだりするのを好まなくなったのではないか」とし、自分自身も「自分にとってもっと意味のある日を選んで婚姻届を出すと思う」と語ったことを紹介している。

記事は、中国民政部の統計データとして21年の結婚登記数が764万3000組と、17年の1063万1000組から3割近く減少したこと、30歳以上の既婚者数が全体の48.2%と前年より1.7ポイント増加するなど晩婚化が進んでいること、女性の初婚年齢も1980年代の22歳から2020年には26.3歳にまで上昇しており、近年特に晩婚化のペースが上がっていることが統計でも明らかになっていると紹介。一方で生涯独身率は依然として低い状態が続いており、社会の現代化がさらに進むにつれて今後も「結婚はするけれど、晩婚化が一層進む」可能性があると指摘した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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