中国雲南省で開催されたミス・ワールドの中国地区決勝で、山東省濰坊市出身の大学生、劉婉婷（リウ・ワンティン）さん（20）が優勝に輝いた。

濰坊新聞網によると、決勝は同省大理ペー族自治州で19日に行われ、全国から集まった100人の中から劉さんが選ばれた。

劉さんは幼い頃からファッションショーが好きで、現在は福建省厦門（アモイ）市にある厦門理工学院でこの分野を学んでいる。ミス・ワールドについては「以前から知っていました」と話し、「このようなコンテストに出場することは自分を鍛えられるだけでなく、学校で学んだ成果を示すこともできます」とコメント。中国人として初めてミス・ワールドに選ばれた張梓琳（ジャン・ズーリン）さんが憧れの人だといい、劉さんは「学習と進歩に常に努力を払い、憧れの人を見習ってきたこともコンテストに出場した理由の一つです」と紹介した。

そんな劉さんにとっての弱点はダンスで、大きなプレッシャーを感じていたが、事情を知った教師の辛抱強い指導を後押しに最終的に良い成績を収めることができた。こうした支えの他、ふるさとの人々の応援も劉さんの原動力や自信、勇気につながったという。

劉さんは「今回、栄誉に加えて多くの気付きを得ました」と話し、コンテストで最も重要なのは勝利することではなく、過程や鍛錬、成長だと指摘。その上で「自分の夢を持ち続けて努力と追求をやめなければ、きっとより多くの成長が得られるはずです」との思いを語った。（翻訳・編集/野谷）