中国コメディアン「軍侮辱」事件が現代アートの巨匠に飛び火―仏メディア

Record China    2023年5月27日(土) 12時0分

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仏RFIの中国語版サイトは24日、中国のコメディアンによる「軍侮辱」事件が現代アートの巨匠に飛び火したとする記事を掲載した。

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仏RFIの中国語版サイトは24日、中国のコメディアンによる「軍侮辱」事件が現代アートの巨匠に飛び火したとする記事を掲載した。

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記事によると、中国のシンクタンク、崑崙研究所のSNSアカウントが18日、中国現代アートの巨匠である岳敏君(ユエ・ミンジュン)氏と広東省にある芸術館が「組織的な辱軍、反軍、反共活動」を共謀しているとして調査を求める文章を再投稿すると、岳氏に批判的な声が多く上がった。

岳氏は顔を誇張した人物画で知られる。同シンクタンクの特約コメンテーターの楊昭友(ヤン・ジャオヨウ)氏は「指導者のイメージや英雄のイメージは国家のイメージを表し、指導者の栄誉や人民軍隊の栄誉は国家の栄誉だ。国旗や国章と同様に侮辱してはならない」などと評した。


中国ではその数日前、コメディアンのHOUSE(李昊石)さんが北京でのトークショーで犬を中国軍に例えるジョークを披露して聴衆やネット民から批判を浴び、所属する芸能会社が謝罪に追い込まれるということがあった。

北京市文化観光局は17日、「社会に悪い影響を与えた」として所属事務所に対し約2億6000万円の罰金を命じた。


HOUSEさんはトークショーで、自分が飼っている2匹の犬がリスを追いかけているのを見た際、「作風優良,能打勝仗(仕事ぶりが優れ、戦争に勝てる)」という言葉が頭によぎったと語ったという。「作風優良,能打勝仗」は中国軍のスローガンだ。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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