中鉄快運が「高速鉄道による高速配達」という革新的なサービスを打ち出し、同時に荷物発送の微信（WeChat）ミニプログラムもリリースし、異なる都市間の「ドアツードア」当日配送サービスを実現した。

同サービスは中国国内の主要都市間で、高速鉄道の旅客列車を主要な幹線輸送力とし、各都市の荷物配達ドライバーと効率良く連携し、異なる都市間で「ドアツードア」の荷物の当日配送サービスを提供するというものだ。主に、ビジネス書簡、入札の契約書、生鮮食品ギフト、貴重品、緊急医薬品、個人が必要とする物品などの緊急輸送ニーズのある利用者を対象とする。

従来の宅配便スタイルと異なるのは、このサービスでは即時集荷・即時輸送・即時配達スタイルが採用されたことで、荷物を最短4時間で送り届けられる点だ。

利用者が微信公式アカウント「中鉄快運」で注文を出すと、所在地の都市にいるドライバーがすぐに家まで荷物を引き取りに来てくれ、引き取ると直接、高速鉄道の駅まで運び、最も早く到着する列車に積み込む。列車が到着すると到着地のドライバーが駅で荷物を引き取り、すぐに「ラストワンマイル」の配送を行い、安全に、時間通りに荷物を送り届ける。

現在、このサービスが提供される県・市は88カ所、対応する高速鉄道駅は100カ所ある。香港・マカオ・台湾、青海省、チベット自治区を除き、全国の4つの直轄市、25の省都都市、54の地級市（省と県の中間にある行政単位）、5つのその他の県・市をカバーしている。（提供/人民網日本語版・編集/KS）