Record Korea 2023年5月27日(土) 18時0分
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韓国空軍で男性兵士が当直時の「申し送りノート」を利用して、女性軍幹部に集団セクハラをしていた、と韓国紙が報道。部隊幹部は文書削除を求めたという。イメージ写真。
韓国空軍の戦闘飛行団で男性兵士たちが当直者の引き継ぎノートとして使われる「申し送りノート」を利用して、女性軍幹部たちに集団セクハラをした事実が明らかになった、と韓国紙が報じた。通報を受けた部隊の幹部は通報者に文書の削除を求めたとされ、空軍戦闘飛行団は関係者を立件し、調査に着手した。
ハンギョレ新聞によると、兵士たちは2021年11月ごろから昨年7月頃まで申し送りノートに女性幹部たちの氏名・写真・携帯電話番号・職責・所属などを載せ、容貌などを評価していた、申し送りノートに記録された女性幹部の写真や携帯電話番号、所属部隊などの情報は空軍の内部ネットワークから取り出したものだった。
申し送りノートは当直隊勤務者が引き継ぎを目的に、当直勤務の案内事項伝達、勤務表、担当業務などを日付別に整理した軍の内部文書だ。6人で構成された当直隊の兵士たちは、専用パソコンにハングルファイルを作成し、交代でチャットするように書き込む方式でセクハラを繰り返し行った。
兵士たちはパソコン内に「女子ファイル」という別のファイルを作成。女性兵士の写真や身元を週に1回ずつアップデートした。女子ファイルを説明する文句としては、「#お嬢さん#女子#キス可能#○○に手を出したら死ぬぞ」などと書かれていた。
当該部隊の幹部は今年3月に通報を受けた後、ファイルの一部を確認したが、部隊の運営を総括する大隊長にはこのような事実を報告しなかった。むしろ通報者に「問題視すること自体が被害に遭ったかも知れない被害者への『二次加害』になりうる。ファイルだけではどの兵士がどんな内容を書いたのかが正確に分からない」とし、「他の人が見られないようファイルを削除するかロックをかけた方がよい」と懐柔した。
通報者はハンギョレ新聞に対し、「保管することになっている申し送りノートのフォルダを見ても、その時期だけが消された後なので、これが全部なのか、被害者はどれだけいるのか調査が必要だと判断し、上官に報告した」と説明。「2カ月待ったが何の措置もなかった」と話した。
取材が始まると空軍戦闘飛行団は15日、報告義務のあった幹部2人を懲戒立件し、関連者の調査に着手したと明らかにした。空軍関係者は「不適切な申し送りノートを作成したと通報された除隊兵士の1人は犯罪容疑が確認され、捜査機関に捜査を依頼した」とし、「追加で(確認される)人員があれば捜査を依頼する」としている。(編集/日向)
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