人民網日本語版 2023年5月25日(木) 16時30分
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中国の2023年度チョモランマ科学調査隊の隊員13人が23日午後12時半ごろ、世界最高峰の山・チョモランマの登頂に成功した。
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2023年度チョモランマ科学調査隊の隊員13人が23日午後12時半ごろ、世界最高峰の山・チョモランマの登頂に成功した。中国の調査隊は昨年に続いて、標高8000メートル以上のエリアに到達したことになる。
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同日午前3時、科学調査隊員は標高8300メートルのアタックキャンプを出発。数時間かけて、標高8830メートルの位置にある世界で最も標高が高い自動気象観測所に到着した。隊員はそれから約1時間かけて、気象観測所の部品交換といった作業を全て急ピッチで完了させた。その後、隊員は標高8848.86メートルの頂上地点まで登り、雪や氷のサンプルを採取した。
中国科学院青蔵(チベット)高原研究所の研究員・趙華標(ジャオ・ホアビアオ)氏は、「自動気象観測所のメンテナンスとアップデートは、極端な環境下におけるバッテリー持続時間を主に考慮していた。標高6500メートル以下の観測所には、全体像を一層つかむことのできる気象観測資料を得るために、降水量観測を増設した。科学研究者が標高が極めて高い場所の気象要素の変化の特徴や氷河、積雪の変化などを研究する上で、基礎データを提供することができる」と説明する。
今年の科学調査では、ヒマラヤサウルス・チベテンシスの化石を約60年ぶりに発見するという快挙も成し遂げられた。ヒマラヤサウルス・チベテンシスは1960年代に行われた青蔵高原の科学調査で発見され、命名された。これによりチョモランマがその大昔は海の底にあったことが裏付けられた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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