長江商学院が24日に北京で発表した2023年第1四半期（1-3月期）投資家意識調査報告によると、2022年10月と比べて、回答者のA株に対する期待が目に見えて高まった。中国新聞網が伝えた。

中国資本市場の投資家の意識や予想を調査した同報告は、中国の重要な13都市で実施されたサンプリング調査、今年4月の投資家意識に関するアンケート調査、A株市場に上場している企業の今年第1四半期の財務報告、その他の最新の中国国内外の資本市場、マクロデータを基にまとめられた。

調査結果によると、投資家の株式に対する予想は、資本市場の変化を反映しており、今期の期待は前期より目に見えて高まる形となった。今期、投資家のA株に対する期待は目に見えて高まり、回答者の74．3％が「A株の上昇を見込んでいる」と答え、同回答は前期比で10．2ポイント上昇した。

投資家の投資プロジェクトの選択は、その予想と一致している。投資家の株式や株式型基金（公募投資信託）の投資意欲は大幅に高まり、株式や株式型基金への投資の意向を示した投資家の純増加数が占める割合は63．3％と、前期に比べて21．7ポイント上昇した。

報告は、「今年初めに、中国の新型コロナウイルス対策が最適化され、中国経済は正常な軌道に戻りつつある。それと同時に、不動産市場全体が調整期にあるといったプレッシャーにも直面しており、消費や投資には依然として回復の余地がある」と分析している。（提供/人民網日本語版・編集/KN）