<マレーシア機墜落>中国の態度から見える本音=独立派は歓迎しないが、ロシアの機嫌も損ねたくない―米メディア

Record China    2014年7月22日(火) 1時47分

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21日、ウクライナ東部で起きたマレーシア航空MH17便の撃墜事件で、中国の自制的であいまいな態度は「ウクライナの分離独立は歓迎しないが、ロシアのプーチン大統領の機嫌も損ねたくない」という本音を代弁している。写真は中国メディアの事件報道。

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2014年7月21日、香港紙・大公報(電子版)によると、ウクライナ東部で起きたマレーシア航空MH17便の撃墜事件で、米メディアは「中国の事件に対する自制的であいまいな態度は『ウクライナの分離独立は歓迎しないが、ロシアプーチン大統領の機嫌も損ねたくない』という本音を代弁している」と伝えた。

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マレーシア機撃墜事件について、中国はこれまで「ウクライナの国内問題であり、平和的な話し合いを通じて解決すべきだ」として、西側諸国による対ロシア制裁行動への同調を拒んでいる。犠牲者や遺族に哀悼の意を表明し、当局には早急な原因解明を求めている。しかし、米国など一部の国々がロシアに「ウクライナの反政府武装勢力を支援している」と怒りの矛先を向けても、中国は同じように非難することはない。

北京大学国際関係学院の朱峰(ジュウ・フォン)教授は、「中国は結論を急がない。事件の重大さから国際的な独立調査の実施を望んでいる」と指摘する。また、中国政府系の新華社通信は18日、事件について「確固たる証拠がないまま犯人を断定するのは無理がある。結論を急げば公平な調査を妨害する恐れがある」と主張。プーチン大統領は「ウクライナが責任を取るべきだと考えている」と伝えた。(翻訳・編集/AA)

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