海外コーヒーブランドが中国進出を加速―中国メディア

人民網日本語版    2023年5月26日(金) 14時30分

拡大

ブルーボトルコーヒーやピーツ・コーヒー&ティーといった海外のコーヒーブランドが近年、続々と中国市場に進出すると同時に、中国ですでに根付いている海外ブランドも勢いを増している。

ブルーボトルコーヒーやピーツ・コーヒー&ティーといった海外のコーヒーブランドが近年、続々と中国市場に進出すると同時に、中国ですでに根付いている海外ブランドも勢いを増している。

スターバックスの創業者ハワード・シュルツ氏は最近、北京大学で講演した際、「当社の中国の店舗数は今後 1万店を超えるだろう」と語った。シュルツ氏の自信には根拠がある。スターバックスが発表しているデータ・統計によると、ここ10年、スターバックスの中国の店舗数は約10倍に増えた。1999年の時点で1店舗だった店舗数は昨年の時点で6000店舗をすでに超えた。2022年にスターバックスが発表した2025年に向けた中国戦略ビジョンは、今後3年、9時間に1店舗のペースで出店する計画を打ち出している。2025年までに、中国の店舗数を9000店舗にまで増やしたい考えだ。

中国市場に進出して24年になるスターバックスは、中国の消費者のコーヒーに対する考えの変化を肌で感じ、新天地を切り開いてきた。また、スターバックスだけでなく、中国で成長ポイントを見つけ出した海外のコーヒーブランドも増えている。

今年に入り、コスタコーヒー・南京歩行者天国店には一気に客が戻り、月間売上高はすでに2019年の新型コロナウイルス感染拡大発生前の水準にまで回復している。中国のRTDコーヒーの分野の市場シェアを見ると、コスタが2位となっている。コスタの中国市場を総括する欧陽慶球(オウヤン・チンチウ)氏は、今年、同社の中国における売上高は再び過去最高を記録し、2019年の約3倍に達すると予想している。

ベトナムのコーヒーブランド・Trung Nguyen Legendにとって中国事業はすでに主要事業の一つとなっており、2021年には約8億杯のコーヒーを販売した。昨年9月には上海に面積は約500平方メートルを誇る初の海外旗艦店を出店し、オープン当日には800杯以上売れた。

マクドナルド傘下の本格コーヒーブランド・マックカフェは昨年9月、2023年に1000店舗新規開店させる計画であることを発表し、そのほとんどが三線都市となっていた。また、マックカフェは中国の消費者の好みに合わせて新製品を打ち出し、成長ペースをより加速させたい考えだ。

海外ブランドが続々と中国市場への投資を強化している背後には、急速に成長する中国のコーヒー市場がある。市場調査会社・艾瑞諮詢(iResearch)が発表した「2022年中国ドリップコーヒー業界研究報告」によると、2021年、同市場は約876億元(約1兆7520億円)規模で、前年比38.9%増だった。同報告は、2024年までに、同市場は1900億元(約3兆8000億円)規模にまで拡大すると予想している。

スターバックス中国の王静瑛(ワン・ジンイン)董事長は、「新型コロナウイルスがもたらした問題を頑張って乗り越えれば、当社の発展は強靭性を備えるようになるだろう。中国市場は長い目で見て成長すると確信している」と語った。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携