キャセイ航空CAの差別的発言問題、中国ネットには「外国崇拝」反対の声も―独メディア

Record China    2023年5月26日(金) 22時0分

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キャセイパシフィック航空の客室乗務員が乗客に差別的な発言をした問題をめぐり、ドイチェ・ヴェレ中国語版サイトは「外国崇拝に反対する声が中国のネット上に現れた」と伝えた。写真はキャセイパシフィック航空機。

香港の航空会社・キャセイパシフィック航空の客室乗務員(CA)が英語をうまく話せない中国本土の乗客に差別的な発言をした問題をめぐり、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは25日付記事で「外国崇拝に反対する声が中国のネット上に現れた」と伝えた。

この問題は四川省成都から香港に向かう機内で21日に起きたもので、乗客の1人が英語でブランケットを求めたものの客室乗務員はこれに応じず、待機スペースで「If you cannot say blanket in English, you cannot have it(英語でブランケットと言えなければもらうことはできない)」「Carpet is on the floor(カーペットは床の上にあるもの)」などと当該乗客を嘲笑するような発言をした。同社は騒動について謝罪し、当事者の客室乗務員3人を解雇。香港の李家超(ジョン・リー)行政長官も24日、客室乗務員の発言を非難し、同社に再発防止を求めたことを説明している。

記事は、中国のソーシャルメディア上でこの問題が注目を集め続けていることを指摘し、「中国人が中国人を差別する例はいたるところで見られる」「外国にこびてその事物を崇拝することは恥ずべきこと、悲しむべきことだ」などの声も上がったと紹介。また、中国上海市で開催された上海モーターショーでの「BMWアイス事件」を連想する人もいたと伝えた。

今年4月、同モーターショーでBMWのブースが外国人限定でアイスクリームを配ったという問題がネット上で物議を醸した。

一方、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では26日、キャセイの問題に関し、「乗客に対する差別は20年前にさかのぼることができる」との話題が関心を集めている。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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