中国が米国にサイバー攻撃を行う能力を有しているとの米政府関係者の発言について、中国外交部の毛寧報道官は26日の定例記者会見で、「中国のサイバーセキュリティ機関は昨年以降、相次いで報告書を発表し、米政府による中国の重要なインフラに対する長期にわたるサイバー攻撃の状況を暴いている。中国は今後も必要な措置を講じて、中国の重要インフラの安全を脅かすあらゆるサイバー攻撃を防止、阻止する」と述べました。

報道によると、米国務省のミラー報道官が25日の記者会見で、中国がほぼ確実に、米国内の石油・ガスパイプラインや鉄道システムなどの重要インフラサービスを妨害するサイバー攻撃を行う能力を有していると米国の情報機関は考えていると述べていました。

毛報道官はこれに対し、「海底パイプライン『ノルドストリーム』が意図的に爆破された事件の実行犯はいまだ法的処罰を逃れている状態である。米国家安全保障局（NSA）、すなわち米サイバー軍司令部は昨年、米国が他国の重要インフラに対してサイバー攻撃を実施する正当性を主張する発言をした。この無責任な政策は、世界の重要インフラを巨大なリスクにさらすもので、サイバー上の『ノルドストリーム』爆破事件が起こされる可能性も著しく高まっている」と強調しました。（提供/CRI）