外交部の毛寧報道官は26日の定例記者会見で、「中国の発展は世界と切り離せないものであり、世界の発展も中国を必要としている。中国は引き続き市場化、法治化、国際化された一流のビジネス環境を整え、各国の企業と共に中国の市場や市場開放による配当を共有していく」と述べました。

このほど行われたグローバル貿易投資促進サミットの開会式で、多くの出席者が中国経済の先行きに楽観的な見方を示すと共に、デカップリングが世界経済の発展に余計な負担をもたらすとの見解を示しました。また、ドイツの電機メーカー・シーメンスの会長や米国の半導体大手のエヌビディアの最高経営責任者（CEO）も最近のインタビューで、中国市場はかけがえのないものであり、中国市場からの撤退は実行可能な選択肢ではないとの考えを述べたということです。

毛報道官はこれについて、「今年1～4月の中国の外資利用額は実行ベースで前年同期比2.2％増の約5000億元（約9兆9000億円）に上った。また、中国国際貿易促進委員会が最近、外資系企業向けに実施した調査によれば、グローバルな投資方針における中国の位置づけは下がっていないと回答した企業は全体の92.4％となった。これらの事実が示しているように、各国は中国の経済発展の見通しを楽観視しており、中国が世界の投資を引き付ける熱も冷めていない」と述べました。（提供/CRI）