79のAI大規模モデルが発表済み―中国

人民網日本語版    2023年5月31日(水) 15時30分

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中国では79のAI大規模モデルが発表済みだという。

28日に行われた中関村フォーラム人工知能(AI)大規模モデル発展サブフォーラムでは、中国科学技術情報研究所と科学技術部新世代AI発展研究センターが関連研究機関と作成した「中国AI大規模モデル地図研究報告書」が正式に発表された。湖南日報が伝えた。

同報告書が世界の大規模モデル技術の発展の脈絡を整理したことにより、グーグルが2017年に「Transformer(トランスフォーマー)」ネットワークアーキテクチャを発表した後のわずか5年余りで、世界で膨大な大規模モデル技術クラスターが急成長し、各種技術アーキテクチャ、各種モーダル、各種シーンの大規模モデル家族が生まれたことが分かった。

同報告書の分析によると、米国のグーグルやOpenAIなどの機関が大規模モデル技術の先端を牽引し続けている。欧州、ロシアイスラエル、韓国などますます多くの研究開発チームが大規模モデルの研究開発に取り組むようになっている。世界で発表された大規模モデルの分布を見ると、中国と米国が大きくリードしており、世界の総数の80%を超えている。米国は大規模モデルの数で常に世界一を維持している。

中国は2020年に大規模モデルの急成長段階に入り、現在は米国と同時に成長する流れを保っている。自然言語処理、マシンビジョン、マルチモーダルなどの各技術で歩調を合わせ、急速に発展している。盤古、悟道、文心一言、通義千問、星火認知など業界での影響力を持つ複数のプレトレーニング大規模モデルが誕生し、世界の先端を追いかける大規模モデル技術クラスターを形成した。

同報告書は公開された情報に基づき、中国で発表された79の大規模モデルを整理・分析した。その結果によると、中国では現在14の省・直轄市・自治区のチームが大規模モデルの研究開発を行っている。北京市と広東省の2地域が最も多く、地域の集中度が比較的高い。分野別に見ると、自然言語処理が引き続き大規模モデル研究開発の最も活発な重点分野で、これにマルチモーダル分野が続いている。マシンビジョンおよびスマート音声などの大規模モデルはまだ少ない。

モデルの影響力の面を見ると、清華大学アリババ(阿里巴巴)、百度が共同開発した「CogView」モデルの論文被引用数が最多だ。ファーウェイ(華為)の「FILIP」、百度の「ERNIE3.0」、アリババの「M6-OFA」の被引用数も中国トップで、大規模モデル分野で高い学術的影響力を形成しているが、海外トップの大規模モデルの学術的影響力と比べるとまだ大きな開きがある。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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