韓国人がこぞって日本を訪れた結果、起きたことー韓国メディア

Record Korea    2023年6月3日(土) 13時0分

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31日、韓国メディア・韓国経済は「新型コロナウイルスのエンデミック移行により海外旅行需要が急増し、旅行収支赤字と韓国人の海外でのクレジットカード利用額が大幅に増加した」と伝えた。写真は韓国・金浦空港。

2023年5月31日、韓国メディア・韓国経済は「韓国人がこぞって日本を訪れた結果、起きたこと」と題する記事で、「新型コロナウイルスのエンデミック(日常的に流行する感染症)移行により海外旅行需要が急増したことで、今年1~3月期の旅行収支赤字と韓国人の海外でのクレジットカード利用額が大幅に増加した」と伝えた。

記事によると、韓国の今年1~3月期の旅行収支赤字額は32億3500万ドル(約4510億円)で、19年7~9月期(32億8000万ドル)後で最大となった。これは海外旅行をする韓国人が急増した結果で、同期間に海外を訪れた韓国人観光客数は、昨年10~12月期(320万8000人)より55.2%増加の497万9000人を記録した。旅行需要は日本に集中し、訪日観光客は160万700人に達したという。

韓国居住者の海外でのクレジットカード利用額も大幅に増加し、今年1~3月期はコロナ禍前と同水準の46億ドルに達した。これは昨年1~3月期より50.3%、昨年10~12月期より14.8%増加した数値だという。

海外へ行く韓国人が急増したのに対し、訪韓外国人観光客の回復は遅く、赤字規模が拡大したとみられている。今年1~3月期に韓国を訪れた外国人の数は171万4000人で、前年同期比6倍に増えたものの、コロナ禍前の19年1~3月期(384万2000人)の半分にも達していないという。

記事は「問題は、海外旅行需要が増えたことで、消費者が被害に遭うケースが増えていることだ」と指摘し、「今年1~3月期に一部の海外オンライン旅行会社(OTA)や格安航空券(LCC)に関する消費者相談件数が急増した」「企業側は約款を理由にキャンセル・返金・交換処理の遅延や拒否をしており、消費者は注意が必要だ」と呼びかけている。

また海外へ行く韓国人が増えたことで、コロナ禍に人気だった韓国内のホカンス(ホテルとバカンスを組み合わせた造語)需要は急減し、江原道などの観光地の宿泊需要が減った。今年3月の韓国内の宿泊予約件数を昨年9月と比較した結果、五つ星ホテルと四つ星ホテルの予約件数はそれぞれ26.4%、17.4%減少。三つ星ホテルも31.7%、ペンションも18.5%減少したという。

業界関係者は「外国人観光客のうち割合が最も多かった中国(19年基準で34.4%)がいまだ韓国行き団体観光ビザの発給を許可していないため、訪韓観光客数全体の回復に制約がかかっている状況」とし、「訪韓観光客は日本、東南アジア、米国を中心に回復している」と説明したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「韓国は日本より断然物価が高い」「済州島民は反省を。日本よりはるかにぼったくりが深刻だから、済州島は旅行の選択肢に入らない」「済州島は物価も物価だけど、何より人が不親切だから行きたくない」「日本旅行に行ったら感じること。2度と済州島には行かない」「韓国人は遊びと食にお金を使うことに必死になっている感じ。未来の心配はないのだろうか」「多次元的に分析すると、結局は日本旅行に行かざるを得ない構造だ」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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