日本について驚いたこと、中国ネットで反響続々=「日本ではこれが普通」「隣の芝生がまた青く…(泣)」

Record China    2023年6月2日(金) 15時0分

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中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で、日本に関する「驚いたこと」の投稿が反響を呼んでいる。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で、日本に関する「驚いたこと」の投稿が反響を呼んでいる。

在日中国人ブロガーの「陳生大王」氏は31日、微博への投稿で、あるネットユーザーの話として「日本の面接では結婚や出産に関することを聞くことは許されないと知り驚いた。どうして聞かないのか、仕事の支障が出るのではないか、と思った」と紹介し、「実は結婚・出産どころか、日本では社員が休暇を取る際に会社がその理由を尋ねることもハラスメントに該当するのだ」とした。

そして、「もう一つ驚くことを語ろう」と切り出し、自身の通訳を務める女性が東京の有名大学に通っていた時に食事の席で高齢の教授と話す機会があり、その際に「機会があれば校内を一緒に散歩しよう」と言われ、後に指導教官にこの件を話すとすぐに問題視され、当該教授は学会の理事長を務めるほど権威があったにもかかわらず警告が与えられたというエピソードを紹介した。

「陳生大王」氏は「われわれはかつて、日本の環境はひどく、女性はもてあそばれ、社畜は社会の歯車でしかなく、尊厳はないという話をよく聞いていた。しかし、いまや日本ではハラスメント対策が重要なテーマになっている」と説明。不必要に肩をたたいたり、女性に生理について尋ねたり、女性あるいは男性っぽくないと言ったり、何度も食事に誘ったり、スタイルに関する話をしたり、私生活に関する情報を漏らしたりするのはいずれもセクハラに該当するとした。

また、「性的なこと以外にも、怒鳴ったり、能力や人格をけなしたり、極端に多いまたは少ない仕事を割り当てたりすることはパワハラになり、妊娠した人や出産したばかりのひとを転勤させたり、そうした女性がつらいと感じるようなことを言ったりしたりすればマタハラで通報される。同僚間で誰かを飲み会に誘わなかったり、陰口を言ったり、白い目で見たりするのはモラハラになる」と説明した。

その上で、2020年6月1日に「改正労働施策総合推進法(パワハラ防止法)」が施行され、会社や公的機関に相談窓口が設けられるなど対策が進んでいることに言及し、「依然としてさまざまなハラスメントは存在するものの、少なくとも尊厳、プライバシーがあり侵されない権利が法的・社会的コンセンサスによって保護されている」と指摘。知り合いの中国人の友人が「日本の伝統的な価値観に従わず、自分は外国人だと思って性格のままに生きる分には、(中国)国内よりも東京の方がずっと快適に過ごせる」と話していることを紹介した。

さまざまなハラスメントへの対応が進む日本について、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

まず、日本在住のユーザーからは「そう、日本では面接のときに家族構成も聞いちゃいけない」「法律で規定すると人は厳守する。私は(日本で)入社した時から有給取得時に理由は書かなくていいと言われた。3月になると人事がやってきてあと何日あるからと有給消化を促してくる」「この前同僚の日本人男性が仕事を休んだが、理由は遅くまでゲームをやり過ぎたからだった。上司は本人の体調を気遣うけど、ゲーム控えろとは絶対に言わない」「以前、退勤後にうっかり仕事のメールを返信したら上司から退勤後はメールも電話もしなくていいと言われた。休みの日に私宛の問い合わせが来ても返事はしない。上司が処理するか、私が出社してから対応する。これが(日本では)普通」といったコメントが寄せられた。

一方、中国在住のユーザーからは「隣の芝生がまた青くなった(泣)」「日本では専業主婦の労働価値がある程度認められる。これはすごく重要!」「本当にいいなあ。これこそが人を人として見ているということだよ(涙)」とうらやむ声のほか、「中国の多くの場所では、結婚したら『生理来た?何日に来た?』などと聞かれる。怖くない?」「こっちでは1日休みを取るのに大勢の人のサインが必要だよ」「中国の国有企業が従業員に書かせる資料には計画出産の欄まである」「私たちの国では個人の利益は集団の利益に従わなければならない。それがすごく嫌」「だから、先進国は常に先を行っているんだよ」と自国と比較するコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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