ボーイングCEO、「C919」営業運航成功に言及=「悪いことではない」―中国メディア

Record China    2023年6月2日(金) 12時0分

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1日、観察者網は、中国の国産旅客ジェット機C919の営業運航成功について米ボーイングのデーブ・カルフーンCEOがコメントしたことを報じた。

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2023年6月1日、中国メディアの観察者網は、中国の国産旅客ジェット機C919の営業運航成功について米ボーイングのデーブ・カルフーンCEOがコメントしたことを報じた。

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記事は、C919が5月28日に中国国内で初めての営業運航に成功し、中国国内のみならず世界が注目したと紹介。欧米の主要メディアもこの件を相次いで報じ、英BBCが同機について今後5年で年産150機の生産体制が整備される見込みで、現在すでに中国の航空会社やリース会社から1200機余りの注文を受けていること、米国にあるGE(ゼネラル・エレクトリック)系の航空サービス会社も20機注文したことなどを報じ、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは就航当日に「中国市場におけるボーイングとエアバスの寡占状態に対するチャレンジだ」と評したことを伝えた。

また、英ロイターが6月1日に報じた内容として、ボーイングのカルフーンCEOが米国時間5月30日にサウスカロライナ州の同社工場で取材を受けた際、同機を「出色の飛行機」と評価する一方で、中国の航空会社の需要を満たす生産能力を確保するまでには「とても長い時間」が必要だとの認識を示したほか、これまで2大巨頭の独壇場にあった旅客機業界に中国勢が殴り込みをかけていることについて「これほど大規模かつ成長を続けている世界の市場において、3つのサプライヤーが存在するというのは最も恐れるべきことではない。われわれにとって必要以上に焦るのは愚かな考えだ」とコメントしたことを紹介している。


さらに、中国市場について同氏が「中国がわれわれにとっての友人で、顧客であることは変わらない」としつつ、地政学的な緊張の高まりによって中国事業がしばしば中断を余儀なくされる可能性はあるとの見方を示したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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