雲南省の大手たばこ会社、社長が3代連続で「重大な規律違反」―中国メディア

Record China    2023年6月5日(月) 14時0分

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2日、毎日経済新聞は、雲南省にあるたばこ会社の社長が3代連続で「重大な規律違反」により摘発されたことを報じた。写真は朱紹明(ジュー・シャオミン)元総経理。

2023年6月2日、毎日経済新聞は、雲南省にあるたばこ会社の社長が3代連続で「重大な規律違反」により摘発されたことを報じた。

記事は、中国共産党中央規律委員会・国家監察委員会のウェブサイトが2日、雲南中煙工業有限責任公司の朱紹明(ジュー・シャオミン)元総経理を重大な規律・法規違反の疑いで捜査していることを発表したと伝えた。

朱氏は1958年生まれで、2010年8月から18年12月まで同公司の2代目総経理を務めたのち、21年に定年退職していた。

記事によると、同公司を巡っては22年1月に現任の総経理だった周涛(ジョウ・タオ)氏が収賄を行ったとして自首し、起訴された後今年4月に裁判が行われたほか、今年1月にも初代総経理だった張水長(ジャン・シュイジャン)氏にも捜査のメスが入っており、3代連続の総経理が汚職の疑いで捜査を受ける形となった。

また、3人の歴代総経理のほかに元董事長や複数の元副総経理も当局の捜査を受けており、会社内の汚職体質が浮き彫りになっている。

同社は03年の設立で、中国国内に19カ所ある中国煙草総公司傘下の省級紙巻きたばこメーカーの中で最大の生産、販売規模を持ち「雲煙」「玉渓」「紅塔山」「紅河」の4大ブランドを持つ。21年末現在の資産総額は2751億元(約5兆4000億円)で、従業員数は2万人余りとなっている。

この件について、中国のネットユーザーは「懲罰が軽すぎるからこうなる」「これは現在の監察制度に対する挑戦だ。対処の仕方を変えなければ、4代目、5代目、6代目も同じことになる」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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