CRI online 2023年6月3日(土) 16時10分
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欧州訪問を終えた李大使は2日、北京市内で行われた中国公共外交協会主催の「臨甲7号サロン」に出席し、国内外の報道陣に今回の訪問の状況について紹介しました。
中国政府の李輝ユーラシア事務特別代表は5月15日から26日にかけて、ウクライナ、ポーランド、フランス、ドイツ、欧州連合(EU)、ロシアを訪問し、ウクライナ危機の政治的解決をめぐって関係各当事者と幅広く交流し、中国の立場や主張を説明すると共に、それぞれから意見を聴取しました。
李大使は、今回の訪問は中国が初めて関係諸国に代表団を派遣し、ウクライナ危機をめぐって外交的な斡旋を行うことだったと説明したうえで、三つの感想を語りました。
第一に、関係各当事者は中国の努力を肯定的に評価し、危機の平和解決を望んでいることです。ウクライナにしろ、ロシアにしろ、また欧州諸国やEUにしても、いずれの当事者も中国の和平交渉を促進する努力を称賛し、危機の政治的解決を支持しながら、中国が積極的な役割を発揮するよう望み、中国との踏み込んだ意見交換を望んでいるということです。
第二には、戦争がエスカレートするリスクが依然として大きいことです。当面の状況下では、関係各当事者が和平交渉の席に着き、成果を出すにはまだ多くの困難があるものの、進んで斡旋する仲介役が必要で、各当事者の共通認識を結集しながら、危機の最終的な解決のための条件を積み上げていくことが大変重要です。
第三には、関係各当事者は危機が他の面に波及することに大きな懸念を持ち、特に核の安全、人道主義、食糧安全保障などの問題を大変憂慮しているということです。
また、ウクライナ危機の政治的解決の見通しについて、李大使は、「ウクライナ危機は最終的には対話と交渉を通じてしか解決できない」と強調したうえで、「今回の訪問では、ロシア側は和平交渉には反対しておらず、政治ルートによる問題解決を一貫して支持していると表明し、ウクライナ側も平和が大事であり、それを望んでいるとの期待を示した。双方いずれも和平交渉の扉を閉じてはいないと感じた」と明らかにしました。(提供/CRI)
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