中国初、人類幹細胞の宇宙での早期造血を実現

CRI online    2023年6月5日(月) 6時0分

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宇宙ステーションの軌道上実験を担当する中国科学院空間応用工程・技術センターはこのほど、中国宇宙ステーション科学実験施設の調整を終え、実験を始めていると伝えました。

宇宙ステーションの軌道上実験を担当する中国科学院空間応用工程・技術センターはこのほど、中国宇宙ステーション科学実験施設の調整を終え、実験を始めていると伝えました。

人間の多能性幹細胞は大きな増殖の潜在力や、人間のすべての種類の細胞に分裂する能力を持つため、再生医学分野にとって最も必要なものだと見られています。人間の多能性幹細胞が宇宙でどのような変化を生じるかがライフサイエンスの研究で注目されていて、中国の宇宙ステーションで実験が行われています。

このほど、貨物宇宙船「天舟6号」の打ち上げとマッチング成功に伴い、有人宇宙船「神舟15号」の乗組員が科学研究チームとともに6~15日間の軌道上細胞培養実験を行いました。人類初の多能性幹細胞の宇宙環境における、胚性幹細胞の体外造血と分裂に関する研究が行われました。  

いまのところ、軌道上で丸い小石の形に似た造血幹細胞に分裂していて、その後、さらなる発達と分裂を通して、ブドウの房に似た複数の造血幹細胞になるということです。この実験で、目標の一つである、人類の幹細胞の宇宙での造血が実現しました。(提供/CRI

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