6月の国際親善試合に臨むサッカー韓国代表に中国で拘束中のMFソン・ジュンホ（山東泰山）が選ばれたことが中国でも伝えられ、注目されている。

中国のスポーツメディア、直播吧の5日付記事によると、韓国代表のクリンスマン監督は、5月に収賄容疑で中国遼寧省の警察当局に刑事拘留されたソン・ジュンホを、6月の国際親善試合に臨む同国代表に招集した。

クリンスマン監督は「心が痛む」とした上で、「3月の国際親善試合で彼が見せてくれたパフォーマンスは素晴らしかった」「彼が今、精神的、肉体的にどんな状態なのかは分からない」「彼は今、難しい時期にあるが、私は彼を100％支持している」「（韓国サッカー）協会ができる限りを尽くしている」などとコメントした。

中国のネット民からは「（中国側が）彼に無実の罪を着せているというように聞こえるぞ」「釈放するよう無言の圧力をかけてきたな」「中国の場合、拘留中の選手が代表に選ばれることはあり得ないと思う」などのコメントが寄せられた。

韓国代表は16日にペルー代表と、20日にエルサルバドル代表と国際親善試合を行う。（翻訳・編集/柳川）