大学入試が秒読み、ホテルの「受験生用ルーム」予約が5倍に―中国

人民網日本語版    2023年6月6日(火) 13時30分

拡大

中国大学統一入学試験が秒読みの段階に入り、試験会場周辺のホテルも予約のピークを迎えている。

2023年の中国大学統一入学試験(通称「高考」)が秒読みの段階に入り、試験会場周辺のホテルも予約のピークを迎えている。複数のオンライン旅行予約プラットフォームのデータを見ると、「受験生用ルーム」の検索件数が前月比で約5倍増加し、会場周辺のホテルの予約件数も前年同期比で5倍近く増加した。「ルーム」の予約が増えると同時に、一部地域では会場周辺の人気ホテルの価格も上昇している。

子どもがもうじき北京市で受験するという張鋒(ジャン・フォン)さんは、「試験期間中に一部のホテルは価格が2倍近くになり、ツインルームが1泊1200元(約2万4000円)近くになる。うちは4泊予約したので4000元(約8万円)以上かかった」と話した。

携程旅行網によると、5月31日現在、試験会場から3キロメートル以内にあるホテルの予約件数は同5倍近くになった。また同程旅行のデータでは、6月1日現在、「受験生用ルーム」の検索件数が前月の約5倍になり、「早めに予約」の傾向がうかがえる。複数のプラットフォームの検索件数のデータによると、チェックインが6月6~9日の試験会場周辺ホテルの「受験生用ルーム」の検索件数で、上位10都市には北京、西安上海長沙成都重慶武漢広州鄭州ハルビンが並んだ。

試験に備えるのは学生だけではない。「受験生用ルーム」の予約の大幅増加に伴い、多くのホテル業者と旅行予約プラットフォームもかき入れ時を迎えている。

客室の利用プランを見ると、一部の受験生とその保護者向けに宿泊しないデイユースプランを用意するホテルもある。同程旅行のデータでは、デイユースの予約は6月7日と8日の2日間に最も集中し、「高考」デイユースプランの検索状況を見ると、最も注目度が高いのは北京、上海、西安の3都市だ。

行動したのはホテルだけではなく、旅行予約プラットフォームもこのビジネスチャンスに目を付けている。携程は会場周辺のホテルを予約する人のために割引券を用意した。一方で、同程旅行は全国34都市の200軒を超えるホテルに「高考エネルギーステーション」を設置し、受験生のために急に必要になった時のための文房具セット、着替えのTシャツ、暑さ対策の医薬品などを用意している。さらに一部のホテルはサイレントモーニングコール、出発時間のお知らせ、レイトチェックアウトなどの受験生を応援するサービスを打ち出している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!今回はワン・ホーディー特集!その魅力に迫ります。詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携